【LPO】ランディングページ最適化でCV数を増やす

目次

LPOとは

LPO(Landing page optimization)とは、ランディングページ最適化のことをいいます。
ランディングページを改善することで、申し込みや問い合わせなどのコンバージョンを増やすための施策です。

ランディングページ(LP) とは、リスティング広告などに使われる1枚の長いwebページことです。

LPOの重要性

LPは一度作成したら終わりではなく、作成してから効果検証を繰り返します。
検証→改善を繰り返していくことでコンバージョン率を高めていきます。

ランディングページ最適化の方法

現状把握、問題点の洗い出しをする

ランディングページの現状を把握するために、googleアナリティクスやヒートマップを活用して、問題点を洗い出します。

洗い出しした問題点から改善策を考える

googleアナリティクスやヒートマップで数値化し、洗い出された問題点から解決策を考えます。

KPIを設定する

KPI(重要業績評価指標)とは、目標(CV)達成のための具体的な行動の指標です。
行動指標を改めて明確にすることが重要です。

SUZU

小林製薬のKPIの1つは
「ライバルより早く需要を製品化する」だそうです。

改善策を実施する

考えた解決策を実行していきます。

1テスト1変更

1回の検証(A/Bテスト)で、1箇所の変更を行います。
一度に複数箇所変更してしまうと、どこがどう効果的なのか、そうでないのか検証できません。

ただ、気をつけたいのは、検証は1回1箇所に留めておくべきですが、
明らかな問題点は、すべてできるだけ早く改善します。

例えば、フォーム入力時点で離脱している人が多いと分かればフォーム最適化を早急にはかります。
同時にヒートマップで途中のコンテンツで離脱されていると分かれば同時にそのコンテンツの改善を図ります。

ランディングページ改善点の確認ポイント

ファーストビュー

キャッチコピーは、ベネフィットを伝えられているか?

そのサービス・商品で、「どんな結果が得られるのか」パッとみて分かるキャッチコピーになっている必要があります。サービス・商品の特徴も大切ですが、ベネフィットが入っていることの方が重要です。

写真は視覚的に訴えられる効果的なものになっているか?

写真を一目見るだけで、「そのサービス・商品を使うと自分もこうなれる」とイメージできるような写真を選択します。
・内容と写真が不一致
・ターゲットやペルソナと一致していない写真
・人物が外国人など自分と重ねて想像しづらい写真
などは避けます。

ユーザーがどのような行動を起こせばいいかわかるようになっているか?

ユーザーにどのような行動をとって欲しいか、ファーストビュー内にCTAボタンを設置して、CVへの導線をひきます。
情報量によってはファーストビューの直下にCTAエリアを配置しても効果的です。

情報量は最適か?

伝えたいことが多すぎて、情報量が多いファーストビューになってしまうとユーザーが離脱してしまいます。
一般的にユーザーは、ファーストビュー3秒で、続きを読むかを判断すると言われています。
なので、「読まなくても、LPの内容が理解できるファーストビュー」を目指します。

CTAボタン

ボタンの数は最適か?

長いLP内にCTAエリアが1つしかないという場合には増やします。
LP長さにもよりますが、3~5個のCTAを設置します。

ボタンの位置は最適か?

ユーザーが申し込みをしたいと思った時にいつでもCTAボタンを押せる位置に配置します。
LPによってなのですが、下記の場所にCTA配置を検討すると効果的です。
・ファーストビュー内、ファーストビュー直下に配置
・無料体験申し込みまでの流れを説明した後など、ユーザーを誘導したいポイントに配置
・ヒートマップでユーザーによく読まれているコンテンツの下に配置
・いつでもボタンを押せるように画面に固定(追従)して配置(PCならヘッダーや画面サイドに、SPなら下に固定するなど)

ボタンのテキストは最適か?

ボタンのテキストは、ユーザーが気軽に押せるものに変更します。
例えば「契約する」→「相談する」に変更して心理的ハードルを下げます。
他にも「簡単入力1分!」など、ボタン上にユーザーの不安を取り除く一文の説明を置くのも効果的です。

ボタンデザインは最適か?

ボタンと分かるようなデザインにすることもとても重要です。

目立たせるデザインの例としては、
・立体のデザインにする
・カーソルをのせると色が変わったり、動いたりする
・キラッと常に光るアニメーションをつける
・「こちらをクリック」などボタンだという説明を添える
など、ボタンと認識してもらう方法があります。

オファー

オファーを追加したり、見直してコンバージョン率の向上をはかります。
以下は、オファーの例です。
・無料 … 初回限定、初月月額料無料、無料サンプル、無料小冊子、資料ダウンロードなど
・金額 … ○%OFF、○%買取金額アップなど(春のキャンペーン、公式サイト限定など期間とセットで行う)
・限定 … 期間限定、数量限定、○名限定など
・プラス … もう1つ商品追加、サンプル追加、ノベルティ、関連商品や非売品セットなど
・保証 … 全額返金保証、返品保証など

フォーム

コンバージョンに直結するエントリーフォームを、最適化することでコンバージョン数を増やすことが期待できます。
EFOと呼ばれ、改善ポイントがたくさんあります。
具体的には、多すぎる入力項目を減らす、入力エラーなどを表示してユーザーがストレスなく入力できるようにするなどがあります。
  ▼こちらの記事で解説しています。

まとめ

LPをただ作成して終わりでなく、効果検証、分析、改善を繰り返すことでコンバージョン数を増やしていきます。
繰り返し効果検証を実施していく中で、効果的なコンテンツ作りや訴求方法、LPの構成などを学ぶことができます。
そしてそれらのデータは、他社では真似できない実績となります。ぜひ成果の出るLPを作っていきましょう。

この記事は、「成果を上げる100のメゾット ランディングページ」株式会社ポストスケイプ 著を参考にしています。
この本では、ランディングページの制作・分析・改善・検証・最適化について実践的な内容で書かれています。
効果的なランディングページの作り方や検証改善の仕方につて詳しく知りたい方は、こちらの本も読んでみてください。

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