web制作、コーディング受注・案件対応の流れ【受注の注意点や事前確認事項など知っておくべきこと】

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web制作、コーディング案件受注したいけどどんな流れでやるのかな?
事前に確認すべきことは? 案件受注の注意点は?
納品の目安は? 納品方法は?
分からないことだらけで不安だな…

こんなお悩みにお答えします。

目次

案件の流れ【お見積もり相談依頼/受注〜納品まで】

仕事の受注から納期までのスケジュールは、
お見積もり相談依頼

内容確認と金額提示

受注

作業開始

提出

修正

納品

各工程でのポイントや注意点を解説します。

お見積もり相談依頼/受注

まず最初にお客様からお見積もり相談依頼を受けます。
お仕事を受ける前には、必ず作業内容の確認をします。

受注前に確認すべきこと

作業内容について

お客様が求めている内容をきちんと対応できるか確認します。

不明点がある場合には、
「○○ですが、××の認識でお間違えなかったでしょうか?」
「○○部分について、もう少し詳しくお聞きできれば〜」
などと確認します。

ここでもし、スキル不足で対応できなそう…と感じた時は、
その部分はきちんとできないとお伝えすることも重要です。

ご希望の納期や納品方法

ご希望の納期と自分が仕上げられる作業スピードを考えます。
納期は余裕持って受けるのがベストです。
無理して急ぎの案件を受けないようにしましょう。

目安は、例えばLPのコーディング案件で、
自分が作成して提出できる日数+1〜2日。
慣れるまではこのくらいの余裕を持たせるのがいいです。

納品方法も必ず確認します。
案件での主な納品方法は、後ほど詳しく解説します。

デザインデータについて

コーディングをする際のデザインデータが、
自分の環境で確認できるか確認します。
使用したことがないデザインツールのデータの場合は、
調べながら対応することも可能なのですが、
トラブルの原因にもなりかねないので確認してから対応しましょう。

主なデザインデータは、
Photoshop、Illustrator、Xdです。
まれにFigmaやjpgファイルでデータを渡されることもあります。

画像やテキストの準備

画像やテキストをクライアント側で準備するのか、
こちらで用意するのかを明確にします。

私は文章を考えるのが苦手なため、
あらかじめ「画像やテキストはご自身でご用意お願いいたします」と伝えていました。

作業における注意点を伝える

案件対応での注意点など、事前に説明しておきたいことを
箇条書きにして契約前に読んでもらうようにします。

実案件では、要望を明確に伝えてくれないクライアントがほとんどです。
クライアントの要望を汲み取ることも大切ですが、
分からなければ遠慮せずに、きちんと聞きましょう。

また、こちらから
「○○は、どのようにしましょうか?」
「○○は、サイトの運営上あった方がいいですがおつけしましょうか?」
などと、クライアントの要望+よりサイトが良くなるように提案する
ということも信頼関係を築く大切なポイントです。

引き受けてはいけない案件

最初は、依頼が来ることが嬉しくてすべて引き受けようとしがちですが、
中には絶対に引き受けてはいけない案件があります。
うっかり引き受けてしまうとトラブルになります。
きちんと案件を見極める力もつけましょう。

【引き受けてはいけない案件】

自分のスキルが見合ってないレベル高い案件

一部実装が難しいそうだなというレベル程度ならクライアントと相談しながら進めればいいと思いますが、
イメージがわかない…
実装できない箇所が多い…
高度なプログラムが必要…
といった場合はきちんとお伝えしてお断りします。

多少わからない程度でしたら、ググりながら案件を受けて実績を積むべし!
と言いたいですが、
ここどうやって実装するんだろ…?ググってみたけどよく分からない…
という場合は安易にできると言ってはいけません。

クライアントの質が悪い

クライアントの見極めも非常に重要です。
最初のお見積もり相談の段階で、嫌な気持ちになるようなクライアントとは、
適当な理由をつけてお断りします。

・言葉や態度が上から目線な人
・自分都合でしか返信をしない人
・質問に答えない人
・悪気なく後出しが多い人

はお断りしましょう!疲れます!

作業に必要な情報をもらえない

もちろんですが、作業をする上で必要な情報をもらわないと作業ができないのにも関わらず、
必要な情報をくれない人がいます。
相手のことを考えられる方とお仕事をしましょう。

ちなみに、
“その情報を用意してもらえるまでに、他の作業を進めておこう!”
みたいな気遣いは絶対にしてはいけません。

会社でお勤めならそういった気遣いも必要かもですが、
自分でお仕事を受けるときは時給換算です。

後でその案件がなくなる可能性もあるので、
契約前または、必要な情報をすべてもらうまでは、
絶対に作業を開始してはいけません。

安く、早くを要求される案件

慣れるまでは、スピードを要求されるお仕事は
無理に受注しないようにしましょう。

そして、あまりにも安すぎる案件は気をつけましょう。
最初のうちは、実績をつけるために安く受注しますが、
その量があまりにも多く、結局時給換算したら100円だった…のような案件は受けないようにしましょう。

私個人の経験ですが、あまりにも安く金額を提示してくる人とのお仕事は、なんかしらのトラブルがついてきます。
永遠に続く修正依頼だったり、後出しばかりで無駄な仕事が増える、など地獄の案件になりかねないです。

作業開始

作業内容や金額、納品方法など細かなことをきちんと確認できたら受注し、
いよいよ作業を開始します。

効率のいいコーディングの流れ

作業は時給換算なので、できるだけ効率よく作業を行います。
慣れてきたらスピードもあげていけるといいですね。

作業報告や疑問などの連絡

クライアントが安心できるように、作業報告や連絡をこまめに取ります。
作業中に出てくる疑問点はクライアントに確認します。
ある程度汲み取ることも大切なのですが、
先ほど解説したように、こちらが「きっとこうであろう」と勝手に判断してしまうことは絶対にNGです。

疑問が出た場合
・確認しないと作業が止まってしまう場合は、すぐに連絡をして確認をする
・その部分を飛ばしても作業を進められる場合は、仮で対応して作業報告の際にクライアントに確認する
(例:○○部分の画像は仮のものを入れています。いただけましたら差し替えいたします)

作業報告の頻度
案件によっては1日で終わるものもあれば、1ヶ月以上の長期の案件もあります。
その間一度も連絡がないのは、クライアントが心配になってしまいます。
可能なら1日1回の作業報告がベストですが、
期間が長い案件の場合には区切りがついた所で作業報告をしてもいいでしょう。

クライアントが不安にならないペースで報告をしましょう。

質問や報告は、クライアントの時間を奪わないようになるべく簡潔に、1回にまとめてしましょう。

納品

作業が完了したら、クライアントに確認してもらいます。
そして、修正箇所があれば修正して再度戻します。

修正回数

「修正はするけど、変更は別料金」
まれに、永遠に修正が終わらない…という地獄にはまってしまうことがあります。

そうならないように、
修正のルールをあらかじめ提示しておきます。

・こちらのミス(デザインと一致していない箇所)の修正をする
・変更は別料金(最初の見積もりにないもの、デザインの変更、一度確認してOKもらっている箇所の再修正)

クライアントにきちんとお伝えしておきましょう。

納品

コーディング案件の納品方法は2つです。
・zipファイルに圧縮して渡す
・サーバーにアップロードして公開する

zipファイルに圧縮して渡す

htmlやcssなどをまとめたファイルを、右クリックして「“ファイル名”を圧縮」を選択
すると、zipファイルに圧縮されますので、そのzipファイルをクライアントに提出します。

サーバーにアップロードして公開する

クライアントからサーバー情報をもらい、
作成したhtmlやcssファイルをサーバーにアップして公開します。

まとめ

私が、実際に受注していく中で苦労したことや、事前に知っていたらなと思うことをまとめました。
案件は、無理をしてまで受注しない。
受注したら、クライアントのために自分にできることを全力でやる

という気持ちで対応していました。
参考になれば幸いです。

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